天体写真+α
2024/01/10
しぶんぎ座流星群
1/4-5の夜にしぶんぎ群の撮影をC-MOSカメラとATOM Cam2で行いました。群流星15個が捕捉されましたが全て5日の出現です。いずれも天頂付近を向けての固定撮影で明るい流星を9個合成しましたがカメラレンズの収差で曲がって写っている流星もあります。撮影データは以下の通り。撮影時刻2024/1/4 17:50〜1/5 5:50 4.0s,CS Lens f=2.1mm,Ceres-C 出現時刻@1:46,A1:54,B2:52,C2:57,D3:57,E4:07,F4:16,G5:38,H5:40 なお@,A,B,FはATOM Cam2から動画も得られています。写真2は@の流星動画の中の1コマです。
伊勢、尾鷲の皆さん、同時流星は撮っていませんか。動画流星の2点観測データがあれば速度が計算できます。 (渡邉 奈良市)
2024/01/10
ペレグリン-1 月着陸船
1月8日に打ち上げられた月着陸船「ペレグリン-1」を撮影しました。雲量が7/10ぐらいの悪コンディションでしたが、雲の隙間から撮影できました。
1枚目の時刻に於ける私の推定光度は11.4等でしたが、画像からの実測値は8.1等と想定外の明るさでした。
なお、ペレグリンは燃料漏れを起こしていて姿勢が安定しません。
スラスターで何とかキープしているようですが、スラスターは既に設計寿命を超えているようで、いつ故障してもおかしくないようです。
月着陸は無理そうで、目的を「出来るだけ月の近くまで行って観測すること」に切り替えるのも時間の問題でしょう。
そうすると18/19日の深夜の地球スイングバイも無くなるのでしょうね。
追記:話は変わりますが、12月〜1月はジェームスウェブ宇宙望遠鏡(JWST)の南中高度が高い時期で撮影のチャンスです。
3枚目に秦野での予報位置を添付します。
伊勢との位置ずれは約60”ぐらいですが、NASAのサイト"Horizons System"で計算できます。
(山本憲行)
2024/01/08
しぶんぎ座流星群2024
題記の流星群を2024/1/4夕方〜1/5早朝にかけて、冷却CMOSカメラ+EOS Kiss用カメラレンズEF-S 18-55mmでSkymemoSで追尾しながら自宅2Fベランダで 撮影しました。但し、しぶんぎ座流星群の輻射点は、明け方にならないと登ってこず、ベランダからは東北東以北は建物が邪魔して見えないので、東の空に向けた1/4の分は、8s露出で1500枚撮影しましたが、流星はゼロ。
1/5の分は,8s/16sの露出で1282枚撮影しましたが、4時半ごろまで流星ゼロでした
⇒訂正:流星3個写っていたが、群か散在かの判定は面倒なのでやっていません。
4時半過ぎになって、同輻射点が撮影可能になったので、輻射点に向けて撮影を始めて、ようやく群流星5個、散在流星3個を撮影できました。それらを比較明合成したものを添付します。この画像には、輻射点(Quadrantids Radiant Point)を*マーク、群流星を番号@からDで示しております。
流星に似た人工衛星も数個含まれています。輻射点付近の右斜め下の明るい短い流星は、輻射点からかなりずれているので散在と判断しました。
下弦の月の影響もあり、レンズヒータをつけ忘れて曇った(4時半過ぎに気づいて取り付けたが)こともあり、流星数がいまいちでした…しぶんぎ座流星群としては、4時半過ぎから1時間たらずで、5個なので、こんなものかもしれません。
別途、AtomCamSwingでも撮影しましたが、Pythonの流星自動検出ソフトが実行エラーで止まるので、難儀し、ふたご座流星群も処理していません…原因不明で、ちょっと悩みましたが、昨日、なぜか動くようになりましたので、処理はこれからです。
xmasaz@ひたちなか 2024/1/8 18:30 記 訂正:18:56
2024/01/03
伊勢平野の初日の出
謹賀新年。今年は津で初日の出を観ました。いままでは海から昇る日の出ばかりだったので、新鮮な感じがします。30分前には右上に金星が輝いており、今年後半の宵の空での活躍を期待します。この程度の広角?ならスマホでも写りそうです。撮っていて気付いたのですが、このカメラには絞りがありません。望遠鏡と同じなので、違和感はありませんが、ちょっと驚きました。(湯浅)
2023/12/27
12/25 の スターリンクG6-32群
12月25日の夕刻17h23m〜24m にスターリンクG6-32群のトレインがベガを掠めて通過して行くところを撮影しました。添付した画像は動画から取り出した1100コマを比較明合成したものです。アルゴンスラスターの青い色が目立ちます。
なお元の動画は容量が大きいので下記から見てください。
(山本憲行)
https://www.youtube.com/watch?v=PnuMeowsC_0
2023/12/24
Geminids 2023@Hitachinaka
題記のふたご座流星群ですが、極大日は全国的に雨・曇りで残念でしたが、その前日の12/13 20:57:34〜12/14 04:55:21、冷却CMOS SV405CC+カメラレンズCanon EF24-70mm系+Skymemo-S+SharpCapで撮影しました。撮影は、露出時間15s x 1,796枚=26,940s=7h29mで、群流星14,散在流星2という結果でした。散在流星が少なく、ちょっと?ですが…それらを比較明合成した画像(上が北)を添付します。
丸数字を付記した流星は、群流星と思われ、下段に示した露出条件欄の番号に各露出開始時刻を示しており、流星は、そこから15sの間に出現しています。
Dは、痕が1分近く写った明るい流星でしたが、残念ながら、視野の端で途中で切れています。Iは暗すぎてほぼ見えないですが、Originalの画像では、かろうじて見えています。これ以外に、暗すぎて合成画像では見えていない群流星が1個ありました。
真ん中下から左上に流れる流星は群流星ではありません。また、もう1個の散在は暗いので合成していません。
暗い流星は赤味が強く出ていますが、これは、SV405CCのCMOSカメラの特徴なのでしょうか?
また、北極星が見えない2Fベランダ撮影なので、極軸があっておらず、さらに、カウンタウエイトのバーがベランダ手摺にぶつかったまま気づかず、追尾失敗した画像があり、視野が大きくずれ込んでしまったので、合成に苦労しました。
また、11月初旬から体調を崩し、なかなか回復しなかったこともあり(それでも、ふたご座群だけは、なんとか撮影しましたが)、流星の整理が遅れました。
xmasax@ひたちなか 2023/12/24 01:06記
2023/12/23
クリスマスツリー星団
NASAの宇宙望遠鏡で撮影したクリスマスツリー星団の写真が最近メディアで紹介されていますが、同じ姿を撮ろうと昨夜撮像を試みました。得られた画像は、上下(南北)を逆にして赤い星雲の色相を緑に加工してツリーの姿に直しています。Data 2023年12月22日21h52m 16s×49flames=784sec NeptuneCU Borg77ED2 0.5×Reducer QBPfilter NaraCity
2023/12/20
Star Information 20231220
★☆★ 初心に戻って、いっかくじゅう座 / Monoceros ☆★☆
華やかな冬の星座の中、ひそかにたたずむ、とでも
言えるのが、「いっかくじゅう座」しょうか。
南に流れ落ちる天の川で、存在感も削がれています。
でも、「ばら星雲」が一品ですね。by nazu
2023/12/19
日本の人工衛星・ツクヨミ-T
12月2日に 「こよう」、15日に 「ツクヨミ-T」 と、久しぶりに日本の人工衛星が打ち上げられました。「こよう」 は夏至シーズンまで見えないと思いますが、18日未明には 「ツクヨミ-T」 を撮影することが出来ました。
「ツクヨミ-T」 は 「イザナギ」,「イザナミ」,「アマテル-V」 に続く4機目の(株)QPS研究所の合成開口レーダー(SAR)衛星です。
(山本憲行)
2023/12/01
☆彡 Meteor Information 20231201
★☆彡★ 獅子のしっぽからながれた。そして、残骸がただよい始めた。 ☆彡★☆彡
すごく明るい流星だった。 最後に爆発し、こっぱみじんになった残骸が漂い始めた。
二十枚の写真が、その様子をとらえた。 偶然にも、流星と流星痕が写った。
by nazu