天体写真+α

2023/04/13
青い太陽
黄砂が日本中を覆っています。光環が撮れるかもと期待して太陽を撮影しました。結果はご覧の通りで、太陽の周囲は青い光に包まれていました。Wikipediaの黄砂の項目に天体の変色についての説明がありました。引用です「この変色現象は、黄砂の粒子が太陽光の一部を遮蔽して弱め、残りを散乱することで起きる。青の変色は主にミー散乱によるものと考えられており、同様の原理で火星の地上で観望する夕焼けは青くなる。」 火星探査機が撮影した青い夕焼けの写真がありましたね。  (渡邉)

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2023/04/12
春の銀河2+星雲
晴れた夜は口径77mmの望遠鏡にC-MOSカメラを取り付けて自宅で星雲・星団を観望しています。今回は銀河と惑星状星雲の像です。
@NGC4565 かみのけ座:渦状銀河を真横から見るとこのような細い形になり、Needle Galaxyと呼ばれているようです。比較的大きい天体で中央を横切る暗黒体が明瞭に現れます。また周囲にNGC、IC天体が見えています。
AM64(NGC4826)かみのけ座:中心核の北側から東側に暗黒部があり、瞳のように見えるために黒眼銀河とも呼ばれます。電子観望では容易に黒眼を見ることが出来ます。
BM97(NGC3587)おおぐま座:光度12等の惑星状星雲。光芒の中に見える2つの暗い部分がフクロウの顔とされていますがどうでしょうか。近くにM108があり、こちらも観望しました。
(渡邉)

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2023/04/11
春の銀河
春は銀河の季節です。おおぐま座からかみのけ、しし、おとめに至る天空は春の銀河の川が流れています。系外銀河の集まりを規模により銀河群、銀河団と呼ばれていますが、有名な2つの銀河集団を紹介します。
@しし座のM66銀河群 M65,M66,NGC3628から構成される三つ子銀河。
Aマルカリアンの鎖と呼ばれるおとめ座銀河団。いろんな形状の銀河がチェーン状に並び美しい景観である。   (渡邉)

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2023/04/08
カノープス
日本からは南の地平線すれすれに見える星「カノープス」。大阪の夜景越しに見えるかに挑戦しました。3回目で赤く点滅する姿を双眼鏡で確認(右下の明るめの光跡)。育児の都合で南中時刻21:41の少し前からの撮影です。(長澤)
撮影日 2023年1月31日
露出開始時間 21時33分50秒
総露出時間 25分

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2023/04/05
ISSが月に接近
4月3日の夕方に ISS が月の直ぐ近くを通過しました。あと10kmぐらい西に行けば月面通過が見られたはずですが、曇天だったので自宅から撮影しました。
月近傍通過の5分前ぐらいまでは、全く月は見えなかったのですが、天頂付近の雲が薄くなって来て、1分前には ISS も月も雲を通して見えました。
大慌てでピント、シャッタースピードを設定して、ギリギリのタイミングで ISS が通過して行きました。
月が写野中央からズレているのは気付いていたのですが、修正する余裕はありませんでした。  (山本憲行)

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2023/03/28
Star Information 20230328
☆★☆ 星が大きく写った夜 ★☆★
      わし座 / アルタイル


昼間、太陽に虹をかけた空は、
暗くなって、星々の姿にも輪をかけたようで
明るい星が大きく写ることとなりました。

              by nazu

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2023/03/28
花粉光環
太陽に薄雲がかかると光環が現れることがあります。雲の水滴が太陽光を回折することで生じますが、空中に飛散する花粉でも作られます。最近の著しい花粉飛散により太陽を撮ると虹の輪が写ります。
本日の太陽の写真です。最後の写真は露出を変えた4枚の写真からHDR処理をカメラ内部で行った画像です。(渡邉)

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2023/03/26
先週の太陽黒点
先週の太陽黒点です。先週は、雨、曇りと天気が悪く雲の隙間での撮影となりました。
東端に出現した黒点は、その大きさをほぼ維持したまま中央付近まで来ました。付近には微細黒点が多数見られます。(出口)

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2023/03/19
きょうの太陽黒点
きょうの太陽黒点です。 ここしばらく、静かな太陽面でしたが、やや大きめの黒点が姿を現してきました。これからどうなっていくのでしょうか。(出口)

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2023/03/19
冬の星雲その4
今回は惑星状星雲3景です。C-MOSカメラNeptuneC2、Borg77ED2で撮像しました。小口径望遠鏡で都市部でここまで見ることが出来ます。
NGC2610はうみへび座。中心星が見えるでしょうか?。NGC2438はとも座。散会星団M46と重なって見えます。NGC2440はとも座。ハッブル望遠鏡の写真が発表されていますので形状を比較してください。   (渡邉百樹 奈良市)

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